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『100円のコーラを1000円で売る方法』 永井孝尚 [教養]

皆さんは、お酒をよく飲まれますか??

私は、最近読書に充てる時間欲しさに、外で飲むことはめっきり減ってきましたが、
以前は、ふらふらとよく飲みに行ったものです。

とはいえ、「読書に充てる時間欲しさに」なんて言ったものの、
休みの日には、「久々にお酒飲んじゃおうかな!」という気分になることもあります笑

そんな時は、近くのコンビニへお酒を買いに。
そして、ふと気付くのです。
あれ、ビールってこんな安かったっけ??

居酒屋で飲んでいたときは、グラス1杯のビールに400円前後支払っていました。
でも、コンビニで買えば、200円代で買えてしまいます。

この価格差は何なのでしょうか??
直感的には「当たり前」だとは分かるのですが、
何故当たり前なのか説明できず、さらには、本当に当たり前なのか?
と思い出す始末。

この疑問を解消するために本を読もう!
最近は、本を読むことも習慣になってきましたので、
「教養」を身に付ける一環として、ビジネスに関する本を探しました。

『100円のコーラを1000円で売る方法』 永井孝尚



私の求めていた情報は、「マーケティング」に関する内容のようでした。
そこで、マーケティングの超基礎を学ぶために、まず、本書を手に取りました。
理由は簡単で、本書のタイトルが示唆しているような状況に出くわしていたからです。

本書は、全編小説になっていて、主人公とともに、マーケティングを学ぶことができます。
マーケティングとは、「お客様に商品をどのように売っていくか」を考えていく、いわゆる「販売戦略」のこと。

先ほど書いた、私の経験談に戻れば、200円代のビールを400円で売ることも、「価格戦略」というマーケティングの重要な要素になっています。

本書のストーリー自体は、良くある展開のものです。
会計ソフトウェア専業企業「駒沢商会」で、30代前半の伝説的な営業ウーマンである「宮前久美」が、商品企画部に異動することから話が始まります。
そこで、40代前半でマーケティングの知見を深く持つ「与田誠」と出会い、マーケティングを学んでいく、という内容です。

しかし、その中で語られるマーケティングに関する知識は、小説の展開そのものが具体例となって、頭の中にすっと入ってきます。

タイトルにある「100円のコーラを1000円で売る方法」も、本書の中の1つの事例に過ぎず、全部で10ものマーケティング知識を学ぶことができます。

私が居酒屋とコンビニで出くわした、ビールの価格差についても説明がありました。
それこそまさに、「100円のコーラを1000円で売る方法」なのです。

コーラという液体ではなく、サービスという目に見えない価値を売っている”(p.166)

このために、価格差が生まれているそうなのです。

確かに、考えてみれば、ビールを家で飲むときは、自分で冷やしておいて、自分でコップに注いで、自分で缶を捨てて、とすべてをこなす必要があります。
しかし、居酒屋で飲めば、冷やしてくれているし、注いでくれているし、缶の処理だってやってくれます。

この「ひと手間」が価格差になっているのです。
もちろん、ある程度は「人件費」分の上乗せだとは思います。
しかし、もっと高級なレストランともなると、その雰囲気でビールを飲める、
という「優越感」や「特別感」が値段に表れてくることもあります。

普段はなかなか気にもしないことが、読書を通して得たマーケィングの知識で、
少しずつ理解できるようになるのは、大変に嬉しいことです。
自分自身の興味や教養や確実に広がっていることを実感しています。

このほかにも、本書を読んで、「はっ」とさせられた箇所があります。
それは、「アメリカの鉄道会社はなぜ衰退したのか」という章です。

アメリカでもかつては鉄道会社が、主な輸送手段だったそうです。
しかし、車やバス、飛行機に顧客を次々と奪われても、鉄道会社は何も策を講じなかったといいます。
それは、鉄道会社が“自分たちの事業を輸送事業ではなく、鉄道事業と考えていた”(p.25)ためです。

輸送事業という広い枠組みで考えることをせず、鉄道サービスの提供のみに終始した結果、次第に衰退していったようなのです。

このことって、個人のレベルにも同じように当てはまると思いませんか?

自分の仕事はここまで、と制限を掛けてしまうことは簡単です。
自分の興味はここまで、と制限を掛けてしまうことは簡単です。
自分の能力はここまで、と制限を掛けてしまうことは簡単です。

でも、気が付いたときには、鉄道会社と同じく手遅れになっています。
これは、昨日もお話しましたが、実は「意欲」の問題だと思うのです。
(→『就職力 就活は一日二〇〇ページの読書から始めなさい!』 斉藤孝)

すべてに対して、当事者意識を持って取り組んでいくことが大切です。
興味の幅も、知識の幅も、どんどん広がっていきます。

自分に限界を設ける必要なんてありません!
これまで年に一冊も読書をしなかった人間が、毎日本を読めていますし、
「意欲」があれば人生を変えることができます。

そんな気付きも与えてくれた一冊です♪

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『教養が試される341語』 谷沢永一 [教養]



「教養を深めるには、まず言葉の意味からでしょう。」

そんなことを突如として思い立ち、本書を手に取りました。
古い本ではありますが、内容は実に面白いです。

第11章まであって、それぞれは以下のようになっています。

感情のこもった24語、人生の機微を表現する35語、人間性をうんぬんする35語、
人間関係をめぐる42語、男と女をめぐる26語、暮らしを伝える25語、
言論の格調を高める35語、人の体にまつわる31語、自然と親しむ31語、
動植物が登場する31語、外国で生まれた26語

本書の特徴は、1語ずつに手厚い解説がついているところ。
解説の中にも、国語や歴史の知識が散りばめられていたり、また新しい語句が登場したりと、「教養」が何重にも身に付きます。

例えば、「いやしくも」という語句の解説は以下のとおり。

“「重盛、いやしくも九卿に列して三台にのぼる」と、『平家物語』にある。武士の生まれである重盛が、身分不相応にも公卿になって内裏にのぼり、天皇に拝謁したという意味だ。”(p.211)

「いやしくも」について知ろうと思っただけで、「いやしくもは、身分不相応という意味」、「『平家物語』が書かれた時代には使われていた言葉」、「平重盛は天皇に拝謁した」という情報が入ってきます。
すると、「『平家物語』が書かれた時代はいつだろう」とか「武士が天皇に拝謁するのは、どれほど大変なのだろうか」とか、色々と興味が出てきます。

「教養」という言葉には、知識をどれだけ知っているか、というだけではなく、ある言葉や事象から、さまざまな物事を結び付けられる「応用力」みたいなもの(知識の深さや幅広さ)も重要ではないかと思っています。

ですので、1つの言葉から、多くの知識に結び付けてくれる本書は、「教養」を高めていきたい方には、おすすめだと思います!

本書で、個人的に一番面白いと思った語句は「鼻毛を読む」です笑

”「鼻毛を読む」とは、一般的には、女が自分に気のある男をいいように利用したり翻弄したりすることをいう。”(p.247)

この段階でも、すでに勉強にはなっているのですが、この後が実に興味深いんです。

”「鼻毛が長い」で女に甘いという意味があり、その長い鼻毛を女に読まれれば、男がいいように利用されてもやむをえないというべきか。(中略)前田利常公が、わざと鼻毛を伸ばしてボンヤリ者に見せかけていたことは有名な話である。”(p.247,248)

なるほど、「鼻毛が長いは、女性に甘い」ということなのか。
なるほど、「前田利常公はわざと鼻毛を伸ばして、欺いていた」ということか・・・これって有名なの!?

思わず突っ込みたくなる知識ではあるのですが、確かに、もう「鼻毛を読む」は忘れないでしょうし、利常公の話も是非披露してみたい知識です笑

こうした「役立つの?」っていうものこそ、人の興味の幅や活動領域を広げてくれるんじゃないかと考えています!

「教養」とはそもそも何なの!?という方は、以前の記事をご覧いただければ、と思います!
(→『10分でわかる!ビジネス教養』 日経ビジネスアソシエ

今日もありがとうございました♪


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